ジャン=フランソワ・ミレー 2024 複製「晩鐘」画寸 53cm×45.5cm F10 バルビゾン派代表的画家 主の御使いで始まる祈りを捧げる様子を描く 4518

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商品情報


★ジャン=フランソワ・ミレー 複製「晩鐘」★

商品詳細

■作家・作品詳細


ジャン=フランソワ・ミレー(Jean-Franois Millet)
1814年10月4日~1875年1月20日
19世紀のフランスの画家。
バルビゾン派の代表的画家の1人。

特に農民画で知られる。

略歴
1814年 フランス北部、シェルブール近郊の村グリュシュー生まれ。

生家は裕福ではないが格式のある旧家で、父は農業の傍ら
教会の合唱団の指揮者、彫刻もしていた美術愛好家。
家庭は敬虔なカトリック教徒、祖母が忙しい母に代わり
子供たちを育てたが、それは厳しくも愛情豊かであった。
ミレーのその後の作品の中に祖母の教えが息づいている。

長男であるがゆえに本来、父のあとを継ぎ農業を続ける
べきであったが、父はミレーの才能を認め画家になる事を
許した。
祖母の勧めでシェルブールに出て画家ラングロワの画塾に
入るが、成績優秀なためシェルブール市から奨学金を
得られパリの国立美術学校に入門。
しかし、授業内容やパリの風になじめず、1839年美術学校を
退学。
その結果、市からの奨学金も打ち切られ、生活のために
彼の嫌いだったヴァトゥーやブーシェのような風俗画や裸婦を
描かなければならなかった。

だが、翌年のサロンで『ルフラン氏の肖像』が入選し郷里でも
そのことが評判になる。
漸く画家としての第一歩を踏み出すことが出来る。

地元シェルブールでポーリー・オノと結婚し肖像画家として
活動、三年の間あまり評判は得られず再び新妻を連れて
パリに出たが貧しく不遇な年月を送る。
1844年 妻ポリーヌも若くして病死してしまう。ミレーにとって最悪の
3年間であった。
その後、シェルブールで二人目の妻、カトリーヌ・ルメールと
出会うが実家が結婚に反対したため二人は駆け落ち同然で
パリに出る。
その後も極貧生活は続くが、カトリーヌは貧しさに耐え、
献身的に夫ミレーに尽くし生活を支える。
カトリーヌの支えなしにミレーはありえなかったといえる。
1848年 サロンで『箕をふるう人』が好評を得て新政府によって
買い上げられ、内務大臣からも注文を受ける事となる。
この頃から農民画家としてミレーの画風が確立し始める。
しかし、パリではコレラが流行り始め、妻と3人の子供を
つれ郊外の村バルビゾンへ避難した。
数週間で再びパリに戻るつもりだったがバルビゾン村が
気に入ってしまい、この地で作品作りに没頭する。

生活は相変わらず楽ではなかったが、少しづつ評価が高まり
『落穂拾い』『晩鐘』『羊飼いの少女』など後世、傑作と
いわれる名画が生まれ出てきた。
しかし、不思議なことにミレーの評価はすでにアメリカで
高まっていた。
『晩鐘』がプロテスタントのアメリカ人に賞賛をもって迎えられた。
1860年 ミレーの作品はベルギーの画商に25点も高額で売れ、
貧困生活に別れを告げることとなる。ミレー46歳。
1867年 パリ万博で『落穂拾い』『夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い』等を
出展し、地位と名声を揺るぎないものとする。
その後は画家として巨匠の道を歩む。
1874年 家族に看取られながら亡くなる。享年60。




★作品タイトル「晩鐘」

原画
制作:1857~59年年作品
技法:カンヴァス、油彩
寸法:55.5cm×66cm (21.9in×26in)
所蔵:オルセー美術館/パリ


バルビゾンに隣接するシャイイ=アン=ビエールの平原に
晩鐘が鳴り響き、それを合図に農民夫婦が手を休め、
「主の御使い(アンジェラス・ドミニ)」で始まる祈りを捧げる様子を
描いた作品。

1857年初め、ボストン生まれの作家で美術収集家のトマス・ゴールド・
アップルトンが訪れ、本作品を注文。
ミレーはカトリックの家に育ったが、本作品には、宗教的雰囲気が
濃いにもかかわらず、キリスト像、マリア像、十字架といった
カトリックの宗教画に用いられるモティーフが表れていない。
依頼者のアップルトンは、プロテスタントの中でもリベラルな
ユニテリアン主義に属していたことから、本作品のコンセプトには、
アップルトンの意向が反映しているのではないかと考えられる。


1865年2月、本作品はパリで展示されたが、その時、ミレーは
次のように、祖母の思い出を描いた作品であることを述懐している。

かつて私の祖母が畑仕事をしている時、鐘の音を聞くと、いつも
どのようにしていたか考えながら描いた作品です。
彼女は必ず私たちの仕事の手を止めさせて、敬虔な仕草で、
帽子を手に、「憐れむべき死者たちのために」と唱えさせました。

この作品については、様々な解釈がされている。
夫の方は、帽子を取っているだけで祈ってはいないとして、当時の
農村で宗教的役割を全て女性が引き受けていたという現実を示すという
考え方もある。又、じゃがいもしか食べられない農民の貧しい現実を、
南北戦争以前にじゃがいもを主食としていたアメリカ開拓民の生活に
なぞらえた作品ではないか、といった説も提示されている。




■サイズ・コンディション、その他


サイズ

作品 53cm×45.5cm F10
額縁 69cm×62cm


コンディション

作品は良好な状態です。
額縁は小傷スレ有りますが概ね綺麗な状態です。


その他

差し箱有り


プチプチで保護し段ボール梱包(配送注意:ガラスワレモノシール貼り発送)
致しますが、アクリルカバーなど配送中万が一破損しても保証対象外に
なりますのでご了承願います。

見出し掲載欄の「商品の状態」は、作品の評価としますので、
額縁の状態は別途コンディションにて参照下さい。
基本的に額縁は無価値とお考え願います。

尚、額縁や作品の主観による評価の双方の差異はご容赦願います。




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