こちらはルネ・ラリックにより1920年頃にデザインされた香水瓶 「Epies」です。イバラの花ではなく、棘を持つ蔦に焦点が当てられており、うねるような蔦の流れが力強さを感じさせる大変見事な香水瓶です。こちらの作品は戦後の復刻はなく、現存するものは当時制作された物のみとなっています。ラリックが得意としたフロスト加工と併せて、セピア色のパチネが施されています。フロスト加工とパチネ彩により、大胆で立体的な造形が更に際立ち、非常に雰囲気のある表情に仕上がっています。女性美や自然をテーマとしたラリックならではの、思わず見とれてしまうほど大変美しい作品です。当時に制作された作品特有の造形が大変素晴らしく、現在の作品にはない雰囲気がとても魅力的です。ボトルの底部にはR.LALIQUEのサインが御座います。とても古い作品となりますが、棘のレリーフの数ヵ所に小さなアタリが見られる程度で、パチネ彩色も綺麗に残っており、100年以上前の作品として申し分のないコンディションです。市場に出回る機会も極めて限られており、取り扱いのある店舗は数える程の、大変貴重な作品となります。国内のアンティークショップでは20万円以上で販売されておりますので、こちらは特価でのご提供となります。正真正銘、ラリック存命時に制作された作品となります。100年近く経過しても尚高い評価を受ける素晴らしい逸品を、是非お手元でご堪能下さい。【詳細情報】サイズ高さ：約11cm(栓含む)幅：約10cm技法　型吹き、プレス成型、フロスト加工、パチネ彩年代1920年