同一ロットのデッドストックで、大きさが同じフォイルバックのヴォクソールガラスのアンティークサフィレットを両面に使用した豪華なペンダント。

つや消しのサフィレットは接着なしの張り合わせ。
バックフォイルは実用面の銀とその上に重ねた金色の装飾部もほぼパーフェクトに近い形で残っているため、オーブ型に近い形状ですが光を透過しません。
フォイルの状態が良いので、光を受けると内部に光を溜めてその中から発光するようにぽわっとよく反射します。
ドームの形状(高さ)はやや異なっており、片方が若干高くなっています。
色調はブラウンは濃いめで同じくらい、ブルーは反面が緑味がない深い青、片方はややグリーンがかっています。
それぞれ前者は内部でブルーが揺らめくような発光をし、後者は常時全面にブルーが出ているタイプなので、その時々の気分でお好みのタイプを表面にして身に着けられます。どちらも魅力的な光り方をします。同時出展中の他のオーブ状のペンダントと比較すると、片方は光り方が鋭く(出展中のフランスのムーンフェイスに近いです)、片方は常にブルーがよく出るので、小さいながらもまた違った魅力があります。
色味の系統としては大まかに言うと出展中のそれぞれがこちらの片面ずつにある感じです。
こちらも他のペンダントと同一ロットです。
こういう濃いめの良い色味で大きさもあり、どちらもバックフォイルの状態も良く欠けもない等、なかなか同じようなサフィレットを揃えることは難しいため、せっかくこういうレアな条件が揃ったのでアンティークのサフィレットのブレスレットのエンドパーツにあるようなペンダントに仕立てました。
ダブルサイドのデザインはアンティークのウォッチフォブ(時計のチャーム)でも見られますが、エンドパーツでもウォッチフォブでもこれらのようなサイズは未確認です。また、ウォッチフォブによく見られるデザインは、片面のみの平面タイプか、平面のパネルに片面がサフィレットで片面がオニキスやフレンチジェット(黒色ガラス)の組み合わせで、このようなオーブ型はほぼないと思います(個人的には実見以外でも未見)。
両面のオーブ型自体は、オーブ型の丸珠のサフィレットの珍しいバリエーションとして、フランス製のアンティークブレスレットのエンドパーツに稀に見られる程度です。フランスのオリジナルのブレスレットは、台座もエンドパーツ(そのものがペンダントトップになるくらい大きい)もがっしりしたベースメタル製で、サフィレットも大きいものがよくありますが、繰り返しますがここまでは大きくありません。

台座はすべてスターリング・シルバー製で、職人さんに作って頂きました。
チェーンは既製品の現行品。

◆サイズ

▼ペンダント
ベール(取り付けた丸カン)含む縦 縦 .cm
サフィレット 約 13mm

▼ チェーン
- cm

◆状態等

サフィレットは装飾部の金色までバックフォイルの状態がとても良いもので、光を受けて内部に浮かぶシラー状の光が強い、質の良いもの。
目立つ傷はなく、アンティークとして大変良い状態です。


何かありましたらご質問下さい。