☆大作ですので2ページを用いての画像掲載です。〝像、虎〟　矯めつ眇めつ眺めておりました。❣️　日常では目にすることの叶わない〝美術館級〟の素晴らしい意匠の作品で　　　　時代は江戸中期の大名道具、蒔絵野弁当でございます。昔の貴人はこの様な風雅な提重を持って野山に繰り出したのでしょうか‥豪華絢爛、総梨地の上にこんもりと盛り上げられ遠近感が見事な高蒔絵、惜しげも無く散りばめられた切金、細部まで細かな人物の表情や浮かび上がる着物の紋様、雲、植物に至るまで職人のあらゆる技を結集した最も熟達した手腕が求められる最高峰の蒔絵でございます。当時見たことのない〝虎に像〟皮膚の柔らかさや毛の流れまで見事に表現されており「珍しい物を」との注文で拵えたのでしょうか…もう2度と出会うことのできない逸品であると思われます。250年余の時代物ですがわずかな当たりと擦れ、錫徳利は凹み変形はございますが蒔絵のコンディションはすこぶる良く、総じて状態良好でございますので、おもてなしにお使いいただけますし、床の間飾りとしてもお部屋の雰囲気がグレードアップすることでしょう。美術品として大切に受け継がれて来た逸品を家宝として後世までも伝世されますように。是非どうぞ〜サイズ（持ち手を含まない高さ）30.5 奥行17.5時代箱サイズ高34.7x縦20x横33.7　　　　❣️2ページに続きます…