古伊万里：初期伊万里江戸初期草花文輪花縁三寸小皿
初期伊万里小皿は釉がふんわりしていていいなぁと思います。初めて初期伊万里を買った時、ただ初期伊万里の事、日本初の磁器を知りたいだけ、だった様な気がします。いいなぁ、迄結構期間が必要でした。初期伊万里が気になっている人にお勧めしたい小皿です。
おおらかな筆使い、ふんわりした呉須や釉、お洒落な輪花縁文様は何？かわいい花を咲かせた球根？山葵に見えます？最初期の初期伊万里三寸小皿です。初期らしい呉須の深い発色も魅力です。日本初の磁器生産、職人達のワクワクと緊張感、お伝えしたいです。
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時代  江戸初期、（1624-1645年代前後）口径  ９.０㎝（８.９）全高  １.８㎝(１.７）状態   完品
傷ではありませんがご確認いただきたい詳細:  
側面に5㎜の釉切凹、1㎜の釉切凹有（共に製作時の生地の斑凹、画像参照)表裏に小さな釉切多数極小灰振・凹凸・ムシクイ多少
初期伊万里の許容範囲とお考えの上、ご入札ください。気になる部分はご入札前にお問い合わせください。
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江戸初期に日本で初めて磁器が生産され伊万里と呼ばれました。(1610年代)江戸時代に作られた伊万里全てを古伊万里と呼ぶことが多いです。現在の佐賀県有田周辺で作られた日本初の磁器です。(伊万里港から出荷された)
初期伊万里の大きな特徴は、小さな高台、厚のある器形です初期伊万里は生掛けで作られています。（成形後乾燥、素焼無で絵付、乾燥後釉薬を掛け窯に入れる)後の時代、柿右衛門様式の伊万里と異なり、ふんわりとした暖かみのある仕上がりです。
始まったばかりの生産技術は当然未熟でした。轆轤の使い方、呉須や釉薬の精製方法、登り窯の温度調整等、初めての事ばかりで大変だったと思います。
窯中、呉須発色の不具合、釉薬と磁体の伸縮の不具合、温度調整の不具合で煙が入ったり、器形に歪みが出たり・・等々ただ、日本初磁器生産に対する職人たちの強い気持が初期伊万里の魅力になっています。蒐集家を虜にした初期伊万里の魅力を感じて戴ければ嬉しいです。
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